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アメリカで人気のラーメンの味は?
アメリカ進出や販路拡大を目指す日本企業様にとって、
アメリカの最新トレンドや主流を把握することは非常に重要です。
アメリカでは日本のラーメンが人気ですが、人気の味をご存知ですか?
日本でラーメンと言うと、醤油や味噌味を思い浮かべる方が多いと思いますが、
実はアメリカで人気のラーメンの味は〇〇!
本記事では、アメリカで主流のラーメンの味を紹介します。
また日本企業様のアメリカ進出・販路拡大との関わりも紹介します。
アメリカでのラーメンの人気度
アメリカにはラーメンを提供するレストランやカップラーメンを販売するスーパーがあり、ラーメンが大人気。
リサーチ会社の調べ(*1)では、2019年から2024年までの5年間で人気は急上昇し、アメリカにおけるラーメンの市場規模は年平均成長率1.5%で拡大し、16億ドルに達すると予想されています。
特にロサンゼルスやニューヨーク、サンフランシスコなどの都市部でラーメン店は多く、アメリカの現地住民や観光客に人気です。
弊社の本社があるロサンゼルスでもラーメン店が多く、日本食レストランや文化が集まったリトル東京を始め、数百軒以上のラーメン店がロサンゼルスエリアにあると言われています。
アメリカで人気の理由
なぜラーメンがアメリカでも人気なのか、いくつかの要因に分けて考えてみます。
- 日本食の人気と文化的影響
- インスタントラーメンの普及
- SNSでの広がり
以下で各要因の詳細を解説します。
日本食の人気と文化的影響
アメリカでは野菜が多く、油が少ない日本食はヘルシーな食べ物と認知され、ラーメンは寿司や天ぷらと同様に日本食としてのポジションを確立しています。
日本人から見ると、ラーメンや寿司、天ぷらもヘルシーには感じられないかもしれませんが、肉料理や揚げ物が多いアメリカの食文化と比較すると、ラーメンもヘルシーに感じるのかもしれません。
また日本のアニメや漫画もアメリカでは人気で、その中でラーメンが登場し、アメリカ人がラーメンへ興味・関心がある点も理由の1つです。
インスタントラーメンの普及
ラーメン店がアメリカに登場する前から、アメリカではインスタントラーメンが流行。
1973年に日清食品様がカップヌードルを販売し、手軽に食事を楽しめることから全米で人気になりました。
今ではアメリカのスーパーにおいてもカップラーメンや袋麺の品ぞろえが豊富で、アメリカ人に人気です。
SNSでの広がり
実際にInstagramで「ramen」と検索した時の画像
InstagramやTikTokなどのソーシャルメディア(SNS)で、ラーメンの写真や動画が多くシェアされ、特に若者の間でトレンドとなっています。美しい盛り付けや豪華なトッピングが視覚的に魅力的で、多くの人がラーメン店を訪れたり、ラーメンを作ったりしてSNSに投稿しています。
また、円安の影響で多くのアメリカ人観光客が日本を訪れ、日本で食べたラーメンをSNSに投稿し、
それを見たアメリカ人が、ラーメンに興味・関心を持っています。
アメリカで主流のラーメンの味
では、本題のアメリカで主流のラーメンの味ですが、実は「豚骨」。
醤油・味噌・塩でもなく、アメリカのラーメンで人気の味は豚骨です。
私も渡米直後に初めてラーメン店を訪れた時、豚骨味がメニューの先頭にあり、違和感を覚えました。
また、豚骨味しか提供していない店もありました。
醤油ラーメンや味噌ラーメンと比較して豚骨ラーメンの濃厚な味が、クリームソースやチーズを好むアメリカ人の舌に合うようです。
さらに濃厚なスープに加えてチャーシュー・煮卵・ねぎなど、具材がたっぷりと乗った豚骨ラーメンはボリュームがあり、食事の量が多いアメリカ人に支持されています。
ただ、ここで注意したいのは、アメリカの豚骨ラーメン=日本の豚骨ラーメンではないということです。
あくまでも私の体験ですが、私がこれまで訪れたラーメン店で食べた豚骨ラーメンは、あの豚骨ラーメン特有の匂いがあまりしません。
アメリカ人に合うように味だけでなく、匂いなども調整されているようです。
アメリカで人気の日本のラーメン店
アメリカで人気のラーメンは豚骨ラーメンと紹介しましたが、日本でも人気の豚骨ラーメン店がアメリカにも進出し、成功しています。
- 一風堂様
場所:ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークなど
特徴:豚骨スープの濃厚さと麺のコシが評判で、モダンでオシャレな店舗のデザインも魅力の1つ。
- 一蘭様
特徴:個別の仕切りがある独特の座席スタイルがアメリカでもユニークな体験として人気。
スープや麺のカスタマイズが自由で、個々の好みに合わせたラーメンを楽しめる。
アメリカの袋麺
アメリカの袋麺にも特徴があります。
日本でもお馴染みのラ王ですが、日本とアメリカでは販売されている味が違います。
アメリカ:豚骨、醤油
日本:醤油、味噌、柚子しお、豚骨醤油、担々麵、ちゃんぽん
アメリカでは豚骨と醤油の2種類の一方、日本で販売されているラ王の味は6種類。
袋麵においてもアメリカでは豚骨味が好まれていることが分かります。
まとめ
この記事では、アメリカで人気のラーメンの味を紹介しました。
ラーメンはアメリカで定番の日本食としての地位を築きましたが、その成功の秘訣はローカライズだと考えています。
私がアメリカで食べた豚骨ラーメンは、日本の豚骨ラーメン店に入った時の独特の香りはあまりしませんでした。
また、ほとんどのアメリカのラーメン店では最初からトッピングはある程度決まっている一方、卵や海苔、メンマなど自分で好きなトッピングを追加できるお店がほとんどでした。
また、私がよく行くラーメン店ではラーメン以外にもカリフォルニアロールや唐揚げなど、アメリカ人に好まれるメニューも提供している点が特徴。ラーメンと同様にアメリカで日本食の地位を確立した寿司も、定番はカリフォルニアロールなどでアメリカ現地にローカライズしています。
日本人からすれば、可能な限り美味しい日本食の味をそのまま提供したい気持ちも分かります。
しかし、日本とアメリカでは食文化が大きく違い、アメリカ進出や販路拡大で成功するためには、ある程度のローカライズが必要になる可能性があります。
人種や食文化が豊富なアメリカでは、ローカライズに時間や予算がかかるのも事実です。
そのため、適切なテストマーケティングが必要です。
CREAWではアメリカ進出・販路拡大を目指す企業様向けにテストマーケティングやデジタルマーケティング支援を行っています。
これまで100社以上の企業様のアメリカ進出をサポートしてきました。
初回コンサルティングとお見積りは無料です。
お気軽にお問合せ下さい。
【出典】
*1:Ramen Restaurants in the US – Market Size, Industry Analysis, Trends and Forecasts (2024-2029) (https://www.ibisworld.com/united-states/market-research-reports/ramen-restaurants-industry/)
Writer
Maya Lucas
日本でSNSマーケティング、LP作成に従事。2021年にアメリカ移住し、ロサンゼルスの会社でSEO対策、コンテンツマーケティングを行う。2023年に代表の野口と出会い、CREAWのホームページのSEO対策やメルマガなどを担当。元ITコンサルタント兼システムエンジニアでIT・WEB業界で15年以上の経験を持つ。
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