【メンバーインタビュー ルーカス真弥】
アメリカでお客様は神様ではない

SEO Partner ルーカス 真弥(Maya Lucas)

メンバー紹介

CREAW メンバー

ルーカス 真弥(Maya Lucas)

日本でSNSマーケティング、LP作成などに従事。2021年にアメリカ移住し、ロサンゼルスの会社でSEO対策、コンテンツマーケティングを行う。2023年に代表の野口と出会い、CREAWのホームページのSEO対策も担当。元ITコンサルタント兼システムエンジニアでIT・WEB業界で15年以上の経験を持つ。

メンバーinterview

英文学専攻からシステムエンジニアに

野口:今までのご経歴を教えて下さい。

 

 

ルーカス:日本の大学を卒業後にシステム開発会社でプログラマーとしてキャリアをスタートし、タクシー無線や企業の備品管理システム、銀行システムなど、組み込み系や業務系システムの開発に携わりました。やがてデジタルマーケティングに興味を持ち、知人のマーケティング会社で新人研修を受けた後、ニューヨークのアイラッシュサロンを経営する日本人の方のSNSマーケティングやWEBサイト修正を担当し、デジタルマーケティングの基礎を実践しながら経験を積みました。その後、配偶者の転勤に伴い渡米し、SEOやコンテンツマーケティング分野でのキャリアを積み、現在に至ります。

 

 

野口:日本の大学では何を学びましたか?

 

 

ルーカス:英文学を専攻しました。高校生の時に祖母とハワイに初めての海外旅行に行きました。海外の文化に衝撃を受け、英文学専攻のきっかけになりました。

 

 

野口:高校生の頃からアメリカとご縁があったということですね。一方で、英文学を学んでシステム開発会社に就職するキャリアは珍しい気がします。

 

 

ルーカス:実は高校時代から海外文化と同時に数学も好きで、大学受験の時は学部選択で悩みました。結果的に英文学を専攻したのですが、英文学を学んでいる中で自分の本当にやりたいことではないと感じ、システム開発の道に進みました。

 

 

野口:デジタルマーケティングに興味を持たれたきっかけを教えてください。

 

 

ルーカス:中学生の頃から文章を書くのが好きで、得意でした。そのことは昔から意識していましたが、仕事に結びつきませんでした。しかし、システムエンジニアの仕事に慣れて来た時に、ブログなどを書くコンテンツマーケティングという仕事を見つけ、自分のスキルを活かせるかもしれないと思いました。

 

 

野口:旦那様の転勤でアメリカに来る際は不安はありませんでしたか?

 

 

ルーカス:ほぼありませんでした。アメリカで何を体験できるんだろうというワクワクの方が大きかったです。実はアメリカにはずっと行きたい、住んでみたいと思っていて、旦那さんと結婚していようがいまいが、何かしらの方法でアメリカに住むことは自分の中で決めていました。ですので、アメリカ行きが決まった時は、やっとこの時が来たなと感じました。

 

 

野口:こうなりたいという強い気持ちで、自分の道を切り開いていますね。

プログラミングする女性

誠実・熱意・頭の良さ

野口:CREAWに関わるきっかけを教えてください。

 

 

ルーカス:CREAWとの関わりは、2023年に自ら代表の野口へ連絡し、求人募集について問い合わせたことがきっかけでした。アメリカで日系のデジタルマーケティング会社20社以上に同様の問い合わせをしましたが、返信があったのはCREAWを含めて2社だけでした。

 

 

野口:返信が2社だけだったのですね。

 

 

ルーカス:みなさんお忙しいですとか、そもそも求人を募集していなかったり、私の経験が足りないなどの理由があったと思います。そのため、お返事を頂けたCREAWには本当に感謝しています。

 

 

野口:その時の印象は覚えていますか?

 

 

ルーカス:はい、覚えています。野口をはじめとしてCREAW対しては、「誠実」・「熱意」・「頭の良さ」が印象として残っていますし、今もそう感じています。メールの返信も早いですし、何を質問しても的確に回答頂けますし、お客様や会社にとって何がベストなのかを常に考えていると思います。

 

また、連絡をさせて頂く前にWebサイトを拝見したのですが、オレンジ色を基調とした明るく軽やかなイメージで、日本の歴史ある企業とは異なる柔らかな雰囲気を感じました。一方、仕事に対する姿勢が非常に真面目で、Webサイトのカジュアルな印象とギャップがありました。

採用の風景

SEO対策・コンテンツマーケティング・メルマガ

野口:CREAWでの役割を教えていただけますか。

 

 

ルーカス:CREAWでは、SEOパートナーとして、主にSEO対策やコンテンツ作成、メールマガジンを担当しています。

 

 

CREAWの自社における取り組みをもとにご説明しますと、SEO対策においては、アメリカ進出や販路拡大を希望される方が特定のキーワードで検索した際にウェブサイトが上位に表示されるよう、検索キーワードの選定やコンテンツ改善などの施策を行っています。

 

 

また、コンテンツマーケティングではブログ記事を定期的に更新し、業界に関する専門知識やアメリカ進出・販路拡大を目指す企業様向けの情報を発信しています。信頼できる情報発信を通じて、検索エンジンでの露出を増やし、認知度や信頼性の向上を目指しています。

 

 

メールマガジンでは、アメリカ市場の最新トレンドやアメリカ進出に役立つ情報を定期的に配信しています。顧客との接点増加を目指し、ファンの育成やブランド認知度の向上を目的に情報発信しています。

 

 

もちろん、上記のような取り組みは様々な業界業種のお客様にも適用可能です。

CREAWの実際のメールマガジン
CREAWの実際のメールマガジン

野口:CREAW以外でも様々な活動に取り組まれていると思いますが、どんなお仕事をされていますか?

 

 

ルーカス:主にコンテンツマーケティングの仕事をしています。プログラミングスクールやWEBマーケティングスクールのアフィリエイト記事を作成したり、SEO対策をしています。また、知り合いのSEO対策やシステム開発や改修のコンサルティングもしています。

 

 

野口:お子様が小さい中で育児とお仕事を上手に両立されていると思いますが、今後は独立なども視野に入れているのでしょうか?

 

 

ルーカス:はい。将来は独立したいと考えており、事業構想しています。色んなことに挑戦する野口の姿を見て、私も刺激を頂いており、野口のようになるのが目標でもあります。

SEO対策のイメージ画像

相手が求めているものを探る

野口:お客様からどのような評価を頂くことが多いですか?

 

 

ルーカス:お客様からは「丁寧で信頼できる」という評価を頂くことが多いです。私は昔からあまり仕事のスタイルを変えておらず、このような評価を頂き、恐れ多いです。

 

 

野口:お仕事をする上で意識していることはありますか?

 

 

ルーカス:相手の意図や目的を理解しようと努めています。質問の背景にある真意を汲み取ったり、顧客の売上につながる提案を心がけています。

 

 

野口:一緒に仕事をさせて頂いていて、とても安心感を感じます。今後も積極的なSEO対策やコンテンツマーケティングの提案をお願いします。

 

 

ルーカス:新しいスキルを日々習得し、お客様の売り上げ向上を目指します。

握手するビジネスパーソン

アメリカでお客様は神様ではない

野口:アメリカと日本の違いを感じたことはありますか?

 

 

ルーカス:日本とアメリカの接客は違い、例えば日本では接客が丁寧ですし、何か問題が発生した時はすぐに謝る文化です。一方のアメリカは、問題が発生しても日本よりも謝罪が少なく、解決策の提示に移る傾向が強い気がします。何回も謝罪するよりも、解決策のスムーズな提示の方がアメリカ人に好印象且つ、大事なことだと思います。

 

 

野口:アメリカで「Sorry」と言いすぎると、なんでそんなに謝るんだって逆に怒られますよね。

 

 

ルーカス:そうなんですよね。アメリカで過剰な謝罪は足元をすくわれる可能性があります。過剰な謝罪は相手によっては、自分に非があることを認めているという印象を与えますし、万が一、それを録音されていた場合、裁判大国のアメリカでは不利になります。もちろん、自分に非がある場合はきちんと謝罪することが必要ですが、アメリカでは過剰な謝罪は不要で、あくまでも自分と相手は対等な関係です。「お客様は神様」という日本文化はアメリカにはありません。

謝罪する女性

日本の人気商品≠アメリカでも売れる商品

野口:どういう企業様がアメリカで成功すると思いますか?

 

 

ルーカス:アメリカで成功する企業様は、アメリカの文化や顧客の好みに柔軟に対応できる企業様だと思います。具体例を挙げると、日本では醤油ラーメンや味噌ラーメンが一般的ですが、アメリカでは豚骨ラーメンが人気だと思います。野口もそう感じますか?

 

 

野口:そうですね。豚骨ラーメンを提供するレストランが多いですね。

 

 

ルーカス:家の近くのスーパーにも日本のラ王の袋麺が売っていますが、販売している味は醤油ととんこつです。以前は味噌味もありましたが、味噌味は店頭から消え、日清のアメリカの公式サイトからも消えています。アメリカ人に好まれるのは豚骨味だと推測できます。しかし、アメリカの豚骨ラーメンは日本の豚骨ラーメンのような香りや味とは違います。お店に入った時も豚骨ラーメン独特の香りはせず、アメリカ人に合う味や香りに調整されています。

 

 

日本でも人気だから、アメリカでも売れるだろうと思いがちですが、実際アメリカに商品を持ってくると、アメリカ人の口に合わない味や香りというのは多々あり、アメリカ人に合わせる必要があります。アメリカ人受けするように柔軟に商品を改良できる企業様がアメリカで成功すると思います。

アメリカで人気の豚骨ラーメンについては「アメリカで人気のラーメンの味は?」でも紹介しています。

アメリカで実際に食べた豚骨ラーメン
アメリカで実際に食べた豚骨ラーメン

自社でアメリカ進出よりも現地パートナーに頼る

野口:これからアメリカ進出を考えている方やアメリカでの市場拡大を考えている企業様へのメッセージをお願いします。

 

 

ルーカス:アメリカ市場は多民族・多文化社会で、州ごとに規制や文化が異なり、ターゲット層やマーケティング戦略の選定が重要です。日本は今移民が増えているかもしれませんが、基本的には単一民族・島国で、多くの方が日本的な価値観を持っていると思います。日本で成功した製品やマーケティング戦略をそのままアメリカで使用するのではなく、アメリカでは多様な価値観に合わせた柔軟な対応が必要です。

 

 

アメリカ進出・販路拡大を検討する際は現地のプロのサポートの活用がおすすめです。プロにサポートを依頼すれば、それなりのお金がかかると悩む企業様もいらっしゃると思いますが、結果が出るか出ないか分からない施策を、社内で長期間人件費をかけて作成するよりも、プロに依頼した方が結果的には安上がりで、素早くアメリカ進出・販路拡大を成功させることができると考えています。

 

 

CREAWに限らず、アメリカ進出・販路拡大のサポートをする会社では、無料相談を行っている企業が多いため、まずは一度相談してみて、理想と現実を確認するのが重要だと思います。

CREAWでも無料相談無料見積作成を行っています!

野口:今後個人的にやりたいことはありますか?


ルーカス:アメリカ市場進出したい企業様や販路拡大したい企業様のSEO対策やコンテンツマーケティングのサポートをしたいです。


まだアメリカで紹介されていない日本の素晴らしい物や文化は沢山あり、そういった素晴らしい商品を持っているけれどもアメリカ進出していない企業様向けに、CREAWと一緒にアメリカ進出のサポートができたらと考えています。

Founder & CEO Genki Noguchi

Interviewer

Genki Noguchi

CREAW代表。大学卒業後にヤフー株式会社でインターネット広告の企画営業に従事。在職中にYahoo! JapanとGoogle双方の運用型広告上級者資格を取得。同社を退職後に渡米。 ロサンゼルスでカリフォルニア法人CREAW Incを創業後、事業拡大に伴い、オレゴン州ポートランド、テキサス州ダラスに拠点を広げつつ、 日本法人のCREAW JAPAN合同会社を設立。日米の架け橋となるべく、デジタルマーケティングを展開中。

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