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【アメリカ流行】リデュースタリアン食
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アメリカ進出を目指す日本企業にとって、現地の最新トレンドを把握することは非常に重要です。アメリカ市場では、消費者の健康意識や環境意識が高まっており、その中でも注目されているのが「リデュースタリアン食」(Reducetarian Diet)です。
本記事では、リデュースタリアン食の概要、市場規模、今後の展望を紹介します。また日本企業のアメリカ進出・販路拡大との関わりも探ります。
アメリカで流行するリデュースタリアン食とは?
ベジタリアンやヴィーガンはみなさんよく聞いたことがあると思いますが、リデュースタリアン食は肉、乳製品、卵、魚介などの動物性食品を減らすことを目的とした食生活です。この食生活は健康と環境の両方に配慮した選択肢としてアメリカで知られています。
リデュースタリアン食の影響
野菜、きのこ類、果物、いも類、豆類などの植物性食品を中心の食生活をするヴィーガンや卵や、肉は摂取しない一方、乳製品を摂取する場合もあるベジタリアンと比較して、リデュースタリアン食はあくまでも動物性食品を減らす食生活をします。
リデュースタリアン食の影響について紹介します。
健康への影響
1. 心臓病や糖尿病、肥満のリスク低減
牛肉・豚肉。鶏肉や加工肉には多くのコレステロールが含まれますが、動物性食品の摂取を減らすことで、心臓病や糖尿病、肥満のリスクが減少します。
2. 栄養バランスの改善
野菜、果物、全粒穀物、豆類の摂取が増え、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なり食生活となり、免疫力の向上や消化機能の改善が期待できます。
環境への影響
1. 温室効果ガスの排出削減
畜産業は温室効果ガスを排出し、特に牛のげっぷや家畜の排せつ物は温室効果ガスの排出源です。リデュースタリアン食、特に牛肉の摂取を控えることで、二酸化炭素の排出量を大幅に減らすことができます。
2. 水資源の節約
家畜を育てる場合、餌と水が必要な上、牛肉1kgを生産するにはトウモロコシ11kgが必要です。そのトウモロコシを育てるには畑と水が必要になります。しかし、植物性食品中心の食事にすることで節水でき、持続可能な農業の推進にも寄与します。
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家畜への影響
1. 動物福祉への配慮
牛や豚、鶏などは狭い飼育場で生活し、成長促すための成長ホルモンや病気にならないためのワクチンなどを打たれる場合も多くあります。しかし、リデュースタリアン食は、家畜をそのような環境から解放することにもつながります。
経済的な影響
1. 食費の削減
近頃は円安の影響もあり、海外産の牛肉が高値で販売されています。しかし、リデュースタリアン食をすることは肉類の摂取が減ることから、食費の削減にもつながります。
リデュースタリアン食の影響実践方法
野菜、きのこ類、果物、いも類、豆類などの植物性食品を中心の食生活をするヴィーガンや卵や乳製品を摂取する場合もあるベジタリアンと違い、リデュースタリアン食はあくまでも肉や卵、魚介などの動物性食品をなるべく控える食生活です。そのため、絶対に肉や魚介を食べてはいけないというわけではありません。
自分の食生活の中で可能な範囲で、動物性食品を控えるようにします。例えば、まずは週に1回は肉を食べるのを止めてみる、毎日飲んでいる牛乳の量を半分にしてみるなど、自分のできる範囲のことから行うのがおすすめです。
特にアメリカなど普段から牛肉など動物性食品を頻繁に摂取している場合、肉を食べるのをいきなり週に1回までに減らすのは困難ですし、その代わりのたんぱく源や新たな調理法を見つけるのが困難と感じる可能性もあります。
アメリカではスーパーで、豆腐や大豆などの植物からできた肉・代替肉の販売も以前よりも見かけるようになりましたが、やはり本物の肉と比べると、植物ベースの肉は味や触感が異なるのが現状です。そのため、無理のない範囲でリデュースタリアン食を行うのが、リデュースタリアン食継続のポイントです。
また過度なリデュースタリアン食はたんぱく質不足になる可能性もあるため、豆類やナッツ、豆腐などの大豆製品などの植物性たんぱく質を摂取し、バランスの取れた食事をしましょう。
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世界の代替肉の市場予測
肉などの動物性食品を摂取を控える代わりに、不足しがちなたんぱく質を植物性食品から摂取する人も多くなっています。植物由来の代替肉は大豆や小麦たんぱくなどから作られ、触感を肉に近づけた食品です。
以下は、世界の植物由来の代替肉の市場予測です。
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世界における代替肉の市場規模は2020年に110億ドルに達し、2030年には886億ドルになり、2020年比8倍の市場にまで及ぶと報告されています。また近年の世界規模の気候変動などを考慮すると、代替肉市場は注目の市場になるのではないでしょうか。
リデュースタリアン食へのビジネスチャンス
アメリカで広まりつつあるリデュースタリアン食ですが、これは日本企業にとってもビジネスチャンスがあると考えられます。
その理由は昔から日本は、豆腐や味噌などの大豆製品、わかめ・こんぶなどの海藻や玄米などの植物由来の食品が多いからです。
・豆腐
「畑の肉」と呼ばれるほど栄養が豊富で、特にたんぱく質やカルシウムが豊富。においや味にクセがなく、スープやサラダなど幅広い料理に使用できる優れもの。最近アメリカでも豆腐を置いているスーパーが増えているが、調理法を知っているアメリカ人は少ないと思われます。
・味噌
大豆を使用した発酵食品で、腸内環境を整える効果も期待できます。アメリカ人は味噌汁を飲む習慣がないため、ドレッシングやソースなどで使用が好まれる可能性も。
・海藻
わかめや昆布などの海藻は、ミネラルやビタミン、食物繊維が豊富で、サラダやスープにも入れやすい。アメリカでは海苔を取り扱うスーパーも出てきているため、わかめや昆布もアメリカ人に受け入れやすい可能性があります。
・玄米
白米と比較して玄米はビタミン、ミネラル、繊維が豊富で、健康志向のアメリカ人に受け入れられる可能性が。実際にアメリカのスーパーでは白米が販売されている。しかし、その味は日本の白米と比べると劣るため、日本の美味しい玄米はアメリカ市場にインパクトを与える可能性もあります。
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まとめ
SDGsが注目されている今、リデュースタリアン食はアメリカのみならず、世界各地で注目され、リデュースタリアン食市場も賑わいを見せています。
ヴィーガンやベジタリアン程、厳格な食生活ではなく、自分のできる範囲で植物性食品を減らすのがリデュースタリアン食です。健康や地球環境のために始めてみるのはいかがでしょうか?
また元来、植物性食品が多い日本だからこそ、日本企業のアメリカのリデュースタリアン市場への参はチャンスかもしれません。その際は適切なテストマーケティングやデジタルマーケティングの活用がおすすめです。
CREAWではアメリカ進出・販路拡大を目指す企業様向けにテストマーケティングやデジタルマーケティング支援を行っています。これまで100社以上の企業様のアメリカ進出をサポートしてきました。
初回コンサルティングとお見積りは無料です。お気軽にお問合せ下さい。
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Writer
Maya Lucas
日本でSNSマーケティング、LP作成に従事。2021年にアメリカ移住し、ロサンゼルスの会社でSEO対策、コンテンツマーケティングを行う。2023年に代表の野口と出会い、CREAWのホームページのSEO対策やメルマガなどを担当。元ITコンサルタント兼システムエンジニアでIT・WEB業界で15年以上の経験を持つ。
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