【代表インタビュー】ビジネス以前に信頼が大事

CREAW CEO 野口元気

メンバー紹介

CREAW
Founder & CEO

野口 元気(Genki Noguchi)

1988年4月4日生まれ。東京都八王子市出身。

日本の大学卒業後にヤフー株式会社でインターネット広告の企画営業に従事。在職中にYahoo! JapanとGoogle双方の運用型広告上級者資格を取得。3年で同社を退職し、渡米。ロサンゼルスでカリフォルニア法人CREAW Incを創業後、事業拡大に伴い、オレゴン州ポートランド、テキサス州ダラスに拠点を広げつつ、 高知県で日本法人のCREAW JAPAN合同会社を設立。現在は日米の架け橋となるべく、デジタルマーケティング事業を展開。

代表interview前編

創業地のロサンゼルスは"アメリカの入口"

ルーカス:本日は宜しくお願い致します。まずは今までのご経歴を教えて頂けますでしょうか。

 

野口:1988年東京の八王子生まれです。日本の大学卒業後はヤフー株式会社でインターネット広告の企画営業に3年取り組みました。

その後、縁があり渡米して2017年にカリフォルニア州ロサンゼルスでCREAW Inc.を創業しました。紆余曲折はありましたが、オレゴン州のポートランドやテキサス州のダラスに拠点を広げつつ、日本の高知県でCREAW JAPAN合同会社を登記し、現在はアメリカ国内外4拠点で事業を展開しています。

日米の架け橋となるべく、主にアメリカ市場向けのWeb広告やSNS広告などのデジタルマーケティング事業を展開しています。

 

ルーカス:創業地にロサンゼルスを選んだ理由をお聞かせください。

 

野口:最初に渡米した場所がロサンゼルスだったという事が大きいのですが、ロサンゼルスは日本人にとって、アメリカの入口だと思っています。

海外在住日本人が最も多く住む都市であり、アメリカ本土の中で最も日本と距離が近いため、日本文化が浸透していて、ビジネスも生活もしやすい環境です。

法人個人問わずアメリカ進出の第一候補に挙がる場所である為、弊社にとっても最重要拠点であると考えています。

 

ルーカス:ロサンゼルスに加えてポートランドとダラスへ拠点を拡大された理由はありますか?

 

野口:デジタルマーケティング事業と直接関係はないのですが、当時貿易事業を積極的に展開しており、ポートランドのあるオレゴン州はセールスタックス(日本では消費税)がなく、アメリカのブランド品やアパレル商品を安く購入して日本の方に安く届けるために必要な拠点でした。

また、トヨタさんもダラスに拠点を移されたように、日本の企業が今ダラスを始めとしたテキサス州に拠点を移す流れが加速しています。

今後ダラスがロサンゼルスやニューヨークに次ぐ大都市になり得る可能性を感じた為、私も現地に足を運び、市場の盛り上がりを確認したかったというのが大きな理由です。

日系企業様のアメリカ市場開拓を支援

ルーカス:普段はどのような活動をされていますか?

 

野口:普段はCREAWの代表として活動しています。弊社はWEB・SNS広告やSNSアカウント運用、WEB制作、SEO対策、PRなどで日系企業様のアメリカ市場開拓を支援しています。

主に日本から越境ECなどでアメリカ市場へ進出する企業様やアメリカに拠点を持ち全米市場の開拓に取り組む企業様のサポートをしています。

 

 ルーカス:サポートする企業様がターゲットとする顧客はアメリカ在住の日本人の方または現地のアメリカ人の方でしょうか?

 

 野口:大体3パターンに分かれます。1つはアメリカ現地のアメリカ人、2つ目はアメリカ在住の日本人や日系の方々、3つ目はアメリカの企業様が日本在住の日本人をターゲットとする場合です。

 

 ルーカス:Web広告やSNS運用などはやはり英語で発信していくのでしょうか?

 

 野口:そうですね。一部日本語もありますが、英語での発信が約7-8割だと思います。

2017年に創業してから7年目

ルーカス:CREAWを創業したきっかけを教えてください。

 

野口:2017年9月に創業したのですが、当時はインスタグラム(Instagram)が少しずつ盛り上がり始めた頃で、ロサンゼルスを中心にアメリカでも写真映えスポットが賑わっていました。

そんな中、周囲の方からSNSマーケティングの相談が増えてきており、ニーズに応えるべくデジタルマーケティング事業を立ち上げました。

実はデジタルマーケティング事業を始める前、つまり独立する前は、本業がファッションスクールの校長先生で、副業としてBUYMAでアパレル物販をしていました。

学生の頃から20代のうちに独立することを決めていて、当時既に29歳だったこともあり、自分との約束を守るために創業しました。

 

 ルーカス:創業時は不安や、逆に期待はありましたか?

 

 野口:正直半分半分でした。

今考えれば絶対にうまくいくという根拠もなかったのですが、一度きりの人生挑戦してみてもいいのではないかなと。まだ20代であれば仮に失敗したとしても、取り返しはいくらでもつくのかなという気持ちで創業しました。

 

 ルーカス:2017年から7年以上経営されて、会社が続いているのは素晴らしいことですね。

 

 野口:本当に皆様のサポートのおかげで、何とかここまでやらせて頂いています。感謝です。

どんな時も最終的な責任は自分が持つ

ルーカス:CREAWでの役割を教えてください。

 

野口:創業者兼CEOとして、主に意思決定の役割を担っています。

私は性格的に細部まで気になり、口を出したくなってしまうタイプなのですが、あんまり他のメンバーに口を出さずに見守ることを意識しています。

また過去に多くの事業展開やクライアント様のサポートに取り組んできましたが、最終的な責任は必ず自分が持つようにしていました。

今も一緒に働いてくれる方々の力は借りつつも、必ず自分が責任を持つようにしています。

 

ルーカス:ご自身の性格上、口を出したくなるとのことですが、どのように我慢していますか?

 

野口:難しい質問ですね。笑

感情に任せて動かないようにしています。自分が心配して伝えた方が良いかなと思ったことや、自分が感情的に言葉を出してしまいそうな時は、必ず一呼吸置いてから、時間をあけて返信したり、次の日に伝えたりするようにしています。

 

ルーカス:ご自身で方法を見つけて実践されていて、素晴らしいですね。

アメリカ市場で評価頂けるようにする

ルーカス:仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

 

野口:ビジネス以前に一番大事にしているのは信頼です。

自由の国アメリカにいるからこそ、しっかりと責任を持ち、日本にいる時以上にビジネスマナーを守る事を徹底して意識しています。

やはり、ビジネス以前に人としての信頼の土台がないと、何か物事をご一緒するのは難しいと思います。

その上でCREAWという社名にも関連するのですが、私は個性という言葉を大切にしています。法人個人問わず、関係者の皆様の個性を引き出して、利益につなげたいと思っています。

例えば企業様の場合、企業様の魅力的な部分を追求し、アメリカ市場で評価頂けるようにする事が私の役割だと思っています。協業するメンバーの方であれば、その人が持っている強みを上手に引き出す事が、プロジェクト成功の秘訣だと思います。弱みではなく、強みで戦うことで利益の最大化を目指しています。

 

ルーカス:強みはどのようにして見つけられるのでしょうか?

 

野口:もちろんまずはクライアント様に対して、徹底的にヒアリングさせて頂きます。

その上で、アメリカ市場における顧客の声や競合となる企業やサービス・商品を調査します。アメリカ市場での比較は日本市場と異なる部分も多々ありますので、慎重に進めます。

例えば日本酒のクライアント様のケースですが、日本でお寿司と一緒に飲むお酒はビールや日本酒、焼酎などと考えられますが、アメリカではそこに白ワインが入ってきます。

その為、お寿司に合うお酒の競合比較をする際に白ワインも含めて検討すべきですし、白ワインと比べた上での日本酒の強みも考える必要が出てきます。その中で企業様の強みを見直し、アメリカ市場でアピールする方法を考えていく流れになります。

SEO Partner ルーカス 真弥(Maya Lucas)

Interviewer

Maya Lucas

日本でSNSマーケティング、LP作成に従事。2021年にアメリカ移住し、ロサンゼルスの会社でSEO対策、コンテンツマーケティングを行う。2023年に代表の野口と出会い、CREAWのホームページのSEO対策やメルマガなどを担当。元ITコンサルタント兼システムエンジニアでIT・WEB業界で15年以上の経験を持つ。

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