【2025年最新】
アメリカのヴィーガン市場最前線!
顧客ニーズと日本企業様の参入余地

【2025年最新】アメリカのヴィーガン市場最前線 顧客ニーズと日本企業様の参入余地

CREAW Inc.はロサンゼルスに本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場参入・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティングでサポートする日系の広告代理店です。

いつもご閲覧頂き、ありがとうございます。
CREAWの野口です。

アメリカで話題のヴィーガン(ビーガン)をご存じですか?

ヴィーガン(完全菜食主義)とは、動物由来のあらゆる製品を一切摂取・使用しないライフスタイルや思想のこと。肉や魚に加え、卵や乳製品などの動物性食品を排除し、野菜や果物、豆類などを中心に摂取する生活です。

日本と比較して、アメリカは健康・環境意識が高く、米国のヴィーガン市場は年平均約10%の成長を続けています。

そこで、今回はアメリカのヴィーガン市場における2025年最新トレンドを紹介します。

以下で、アメリカのヴィーガン市場規模、顧客像、2025年の商品トレンド、米国ヴィーガン市場への参入ポイントに加え、私の2週間のヴィーガン生活体験談などを徹底解説します。

アメリカと日本のヴィーガン市場の違い

アメリカと日本ではヴィーガン(ビーガン)市場が大きく異なります。日米のヴィーガン市場の違いを以下でご紹介します。

1. 市場規模

Plant-based foods are an $8.1 billion market in U.S. retail

下記はアメリカと日本におけるプラントベース食品の市場規模です。

  • アメリカ:約81億ドル(約1兆1,745億円) (2024年時点)
  • 日本:約730億円 (2025年予測)

アメリカの市場規模は日本の約16倍で、いかにアメリカでヴィーガン(ビーガン)が拡大しているかが分かります。

近年、アメリカではインフレによる影響で、一般食品よりも割高なヴィーガン食品を敬遠する動きも見受けられます。数量ベースでやや鈍化傾向の一方、以下の事例のように一定程度市場に浸透していること分かります。

  • 米国世帯の59%が何らかのプラントベース食品を購入
  • 牛乳市場の約14%が植物由来ミルクに置き換わり済み
  • X世代とベビーブーマー世代では約1~2%に対し、ミレニアル世代とZ世代の約5%がヴィーガン食を実践

2. ヴィーガン消費者の特徴と価値観

アメリカのヴィーガン(ビーガン)層の特徴や価値観は以下の通りです

  • 20-40代都市部女性(74%が女性)
  • 主動機は動物福祉が68%、健康が約17%、環境が約9.7%
  • 食品の透明性とストーリーへの共感を大切にする
  • ファッション&コスメでもクルエルティフリー(動物を傷つけたり苦しめたりせずに製造された製品)を好む

上記のようなヴィーガンのアメリカ人の価値観を理解せずに「健康に良い」だけを訴求すると、アメリカ市場ではターゲットに響かない可能性があり、「価値観に合う」というストーリーテリングが重要です。

【2025年最新】
アメリカのヴィーガン商品トレンド

ここまでアメリカのヴィーガン(ビーガン)市場概況や消費者の価値観を紹介しました。

次に2025年最新のアメリカのヴィーガン商品トレンドを紹介します。以下は、近年のアメリカにおけるヴィーガンのヒット商品と特徴です。

1. 代替肉

BEYOND MEAT様のBEYOND BURGER
BEYOND MEAT様のBEYOND BURGER
メーカー 主力商品 特徴
Beyond Meat(ビヨンド・ミート)
Beyond Burger
・豆(エンドウ豆・レンズ豆・ファバビーン)、ブラウンライスなど多種の植物性タンパク質使用
・アボカドオイルを使用し、一般的な牛肉と比較して飽和脂肪が約75%減
・1パティあたり21 gの植物性タンパク質、コレステロール0
Beyond Beef/Minced/Steak
・Beyond Beef:ひき肉代替で使いやすい
・Beyond Steak:ファバビーン由来プロテイン、ステーキスライス
・2025年には韓国風バーベキュー味も登場
Impossible Foods(インポッシブル・フーズ)
Impossible Burger
・主成分:大豆・じゃがいも・小麦由来プロテイン
・ヘム(heme)の添加でリアルな“肉らしさ”と“旨味”を再現
Impossible Pork / Sausage
・豚肉代替のソーセージなど
・ピザチェーン店・Little Caesarsでテスト導入の実績
バーガーキング様のImpossible Whopper
バーガーキング様のImpossible Whopper

バーガーキング様では代替肉を使用した”インポッシブル・ワッパー”を展開し、客足が約18%増加したとも報告されています。

このように飲食店チェーンのヴィーガン(ビーガン)対応も進み、特に大都市では多くの店舗でヴィーガンメニューが用意されています。

一方、インフレや競争激化によりヴィーガン専門店の閉店も増加。閉店が最も多いのはニューヨークで、2022年の173軒から現在は132軒に減少し、ロサンゼルスでは61軒から48軒に減少しました。

2. 代替乳製品

CALIFIA FARMS様のOrganic OATMILK
CALIFIA FARMS様のOrganic OATMILK
  • アーモンドミルク・オーツミルク・豆乳
  • ヴィーガンヨーグルト・チーズ
  • 牛乳市場の14%がすでに植物由来に置換

代替肉や代替乳製品以外にも、ヴィーガン(ビーガン)対応の寿司やラーメンが人気です。

日本は味噌や納豆などの発酵食品や豆腐、海藻などヴィーガン食品が豊富。これらの食品がアメリカ人の好みに合うかの課題はありますが、アメリカでは日本食ブームも起きており、米国のヴィーガン市場に挑戦するポテンシャルは大きいと考えられます。

ヴィーガン生活体験談

左:ヴィーガンのサラダとノンアルコールビール、右:ヴィーガンソーセージ
左:ヴィーガンのサラダとノンアルコールビール、右:ヴィーガンソーセージ

私がヴィーガン(ビーガン)生活をするきっかけになったのは、アメリカ人の友人が10年以上ヴィーガン生活を続けていると知ったことでした。ヴィーガン生活を始めた理由を聞いてみると、動物が好きで環境面への配慮が最大の理由でした。

友人はアスリートのような体型で、ヴィーガンは環境面だけでなく、健康面でもメリットがあるのではと興味を持ち、実際に私自身も2週間のヴィーガン生活にチャレンジしました。

以下で、私が2週間のヴィーガン生活を通した気づきや体験談をご紹介します。

気づき 体験談 ビジネスへの活用
睡眠の質向上
夜中に起きなくなり、肌質も改善
健康効果の訴求
集中力UP
昼食後の眠気がなくなった
パフォーマンス向上のメリット
価格
一般製品より30-50%割高
価格戦略の重要性
栄養バランス
豆類中心で便秘気味に
栄養バランスの必要性
多くの日本食品がヴィーガン未対応
調味料や加工品を中心に魚由来成分多数
魚由来の成分を代替する、または海藻や味噌など日本のヴィーガン食品の販売

上記の実体験から、ヴィーガン生活のメリットとデメリットを考慮し、自身との相性を踏まえて、ライフスタイルを変える必要性を感じました。

左:ヴィーガン用のヨーグルト、右:購入したヴィーガン食品
左:ヴィーガン用のヨーグルト、右:購入したヴィーガン食品

【日本企業様向け】
ヴィーガン市場参入3つのポイント

日本企業様が実際にアメリカのヴィーガン(ビーガン)市場参入時は、単に商品を作るだけでなく、現地の法規制・消費者心理・流通チャネルなど、総合的な戦略が必要です。

特にアメリカは日本と異なり、多様性が重視され、ブランドストーリーが購買に直結。以下では、日本企業様の参入時の3つポイントをご紹介します。

1. 商品の適応力 × 日本の独自性

Next Meats様のヴィーガン商品
Next Meats様のヴィーガン商品

和食分野ではヴィーガン(ビーガン)対応商品が少なく、差別化できる余地が高いです。

【成功事例】

  • Next Meats様:焼肉代替肉で現地展開
  • RING Baked Tofu Donuts様:豆腐ドーナツで話題

【ポイント】

  • 日本食ブームに合わせつつも、現地の味覚に合わせたローカライズ
  • 商品を作った背景や企業理念などをストーリーテリング形式でSNSで投稿

2. ラベル表示や認証対応

ヴィーガン(ビーガン)消費者の多くは、商品の成分をチェックします。アレルゲンや成分表示が曖昧な場合、炎上リスクが高まる可能性があり、正確なラベル表示が必要です。

また、出来る限り”Certified Vegan(ヴィーガン認証)”などの米国認証の取得がおすすめで、消費者からの信頼獲得につながります。

3. 現地パートナーやコミュニティとの連携

地元のヴィーガン(ビーガン)イベントやヴィーガンインフルエンサーと連携し、消費者からの信頼獲得が重要。一般的な食品と比較して、市場規模が限定的だからこそ、イベントやコミュニティを通じたファン作りがポイントです。

関連記事【2025年決定版】アメリカの送金・決済手段完全ガイド」も、ぜひご覧ください。

まとめ

まとめ

今回はアメリカのヴィーガン(ビーガン)市場における2025年最新トレンドを実体験とともに解説しました。

アメリカのヴィーガン市場は、今や特別な市場ではなく、動物福祉や健康への意識が高い人が選択する年間約81億ドル規模の注目の市場。その中で日本企業様が勝負するには品質だけでなく、消費者の価値観への共鳴が重要です。

アメリカには多くの競合商品が存在しますが、和食・発酵食品・植物ベース食品などの日本ならではの製品をローカライズして展開すれば、新しい市場を切り開ける余地は十分にあると考えられます。

また、限られたリソースで最大の成果を上げるには、アメリカ現地の消費者心理を理解したデジタルマーケティング戦略が不可欠です。弊社は、これまで100社以上の日本企業様のアメリカ進出を、広告代理店としてデジタルマーケティングで支援してきた実績があり、ヴィーガン商品をはじめ様々な商品に適したWeb広告やSNS運用、Web制作、SEO対策など幅広いデジタルマーケティングに対応可能です。

「自社でもヴィーガン対応商品を開発したい」

「米国のヴィーガン市場にどうアプローチすれば良いか分からない」

「現地ヴィーガン消費者の価値観に響くマーケティング戦略を知りたい」

そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度無料相談にご参加ください。

CREAWでは無料相談無料見積作成を行っています!

今後もアメリカ市場に関する最新情報や事例をお届け致しますので、ぜひご期待頂けますと幸いです。


毎度ご購読頂きありがとうございます。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

CREAW Inc

野口 元気

【出典】

  • https://gfi.org/marketresearch/
  • https://sentientmedia.org/increase-in-veganism/
  • https://veganbits.com/vegan-demographics/
  • https://www.redefinemeat.com/blogs/vegan-statistics-what-is-the-status-in-2021/
  • https://vegconomist.com/top-stories/burger-king-experiences-18-5-increase-in-traffic-since-impossible-whopper-launch/?utm_source=chatgpt.com
  • https://vegnews.com/vegan-restaurant-closures
  • https://www.nextmeats.us/
  • https://maps.app.goo.gl/VAhnQvLzR3FG6Q6d9
  • https://vegan.org/
  • https://www.statista.com/statistics/1291919/japan-plant-based-food-market-size/
  • https://www.bk.com/menu/picker/1c426c91-cd09-4291-8344-97855c53cf1b
  • https://www.beyondmeat.com/en-US/products/the-beyond-burger
  • https://www.califiafarms.com/products/organic-oatmilk/
  • https://www.nextmeats.us/product
CREAW・CEO野口

Writer

Genki Noguchi

CREAW代表。大学卒業後にヤフー株式会社でインターネット広告の企画営業に従事。在職中にYahoo! JapanとGoogle双方の運用型広告上級者資格を取得。同社を退職後に渡米。 ロサンゼルスでカリフォルニア法人CREAW Incを創業後、事業拡大に伴い、オレゴン州ポートランド、テキサス州ダラスに拠点を開設。アメリカ市場向けのデジタルマーケティング事業を展開し、過去に支援した累計企業数は100社以上にのぼる。

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