アメリカで流行中のLabubu(ラブブ)とは?~トレンドから読み解くマーケティング戦略

CREAW Inc.はロサンゼルスが本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場への進出・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティングでサポートする日系の広告代理店です。

2025年、アメリカのZ世代やミレニアル世代の間で話題のキャラクター「Labubu(ラブブ)」をご存じですか?

 

日本ではまだ知名度が高くないかもしれませんが、アメリカではファッションアイコンやコレクターズアイテムとして爆発的な人気。

 

この小さなキャラクター・ラブブが、なぜこれほどまでにアメリカで人気なのか?そして、アメリカ進出を目指す日本企業様がこのトレンドから得られるマーケティングのヒントとは?

 

本記事では、アメリカ進出を狙う日本企業の皆さまに向けて、ラブブからわかる最新の米国消費者動向とデジタルマーケティング戦略をご紹介します。

 

アメリカの流行やその背景を知ることは、アメリカ進出成功に不可欠。アメリカ市場参入をご検討中の日本企業様必見の内容です!

Labubu(ラブブ)とは?
POP MARTが生んだZ世代のアイコン

LABUBU(Happy Halloween Party Series-Sitting Pumpkin Vinyl Plush Pendant)
Happy Halloween Party Series-Sitting Pumpkin Vinyl Plush Pendant*1

Labubu(ラブブ)は、タイのアーティストKasing Lung(カシン・ルン)が手掛けるキャラクターで、中国のトイブランド「POP MART(ポップマート)」が販売し、可愛さと不気味さを持ち合わせるミステリアスなぬいぐるみ。その外見は、小動物のようなフォルムに牙をむいた笑顔で、Z世代から「かわいくてちょっと怖い」と人気を集めています

 

ラブブは、ブラインドボックス(何が入っているか分からない箱)での販売や、限定コラボレーションやイベント販売などで、コレクション要素とサプライズ性が購買心理を刺激。稀少なラブブが出れば、数百ドル以上で転売されることもあります。

アメリカでLABUBU(ラブブ)が流行する5つの理由

以下で、アメリカでLabubu(ラブブ)が流行する理由5つを紹介します。

1. 独自性と視覚的魅力の高いデザイン

Labubu(ラブブ)の直接的な人気の理由は、ユニークで記憶に残るデザインや独特の販売方法にあります。

唯一無二のキャラクター

これまでのキャラクターは可愛くて人気があったのと比較して、Labubu(ラブブ)は愛らしさの中に少し不気味さが混じり合った、他にはない独特の見た目。大きな目や尖った歯、多様なコスチュームなど、一度見たら忘れない強い個性で、一般的なかわいいキャラクターとは一線を画し、コレクター心を掴んでいます。

ブラインドボックスの購買体験

中の商品が見えない箱で販売する「ブラインドボックス」での販売は、購入する度に何が出るかわからないサプライズと興奮をアメリカの消費者に提供。これにより、コレクターに全種類のラブブを集めたいと思わせ、リピート購入を促します。特定のシークレットフィギュアの存在も、アメリカの消費者にラブブのコレクションを促す大きな要因です。

多様なコラボレーション

MEGA LABUBU 400% TONY TONY CHOPPER
MEGA LABUBU 400% TONY TONY CHOPPER*2

Labubu(ラブブ)はアーティストやブランドと積極的にコラボレーションを展開。頻繁に新しいデザインやテーマを発表し、ファンを飽きさせない工夫をしています。例えば、ディズニーやハリー・ポッター、ワンピースといった人気キャラクターとのコラボは、ディズニーファンとラブブファン両方を取り込めます。

2. SNS(ソーシャルメディア)による爆発的拡散

Labubu(ラブブ)がアメリカで拡大した要因の一つは、TikTokをはじめとしたSNS(ソーシャルメディア)での拡散です。

LABUBUの開封動画の流行

ブラインドボックスでの販売は、購入者が中に何が入っているかをTikTokで紹介する「開封動画」を作りやすく、人気動画になる可能性大。アメリカの購入者が何が出るかわからない興奮を動画で共有し、コミュニティ内で共感を呼びます。これらの短尺動画は面白く、視聴者に「自分も買いたい」という購買意欲を高めます

ミームとしての拡散

Labubu(ラブブ)が、ミーム(SNSやWebサイトなどで拡散され、話題の画像や動画などのコンテンツや、そのコンテンツが改変されること)として拡散されることも多数。これにより、ラブブ本体だけでなく、イメージやコンセプトがインターネット上で広く認識され、新たなファン層を獲得します。

UGC(User Generated Content)の促進

企業側の一方的な情報発信に加え、ユーザーが自ら動画や写真などのコンテンツを作成するUGC(User Generated Content)を促すことで、広告では得られない信頼性とリーチを生み出します。Labubu(ラブブ)のコレクターたちは、自身のコレクションを披露したり、ディスプレイ方法を共有することで、自然にラブブの販売促進をしています。

3. デジタルとリアルの融合

POP MART ORDER ONLINE PICK UP IN-STORE
オンラインでオーダーした商品を実店舗で受け取り可能*3

Labubu(ラブブ)の主な購買層であるZ世代は、オンラインでの情報収集や購入、コミュニティ参加が活発な一方、実際にフィギュアを手に取る、ポップアップストアに足を運ぶなどの、リアルな体験も重視。ラブブはオンラインでの話題性からリアルの購買体験、そして再びSNSでの共有へとつながる、デジタルとリアルのシームレスな体験を提供しています。

4. コミュニティ形成とファンエンゲージメントの高さ

Labubu(ラブブ)関連のコミュニティが多く、ラブブの人気の維持と拡大に大きく貢献しています。

オンラインコミュニティの活性化

redditにおけるLABUBUの投稿
redditにおけるLABUBUの投稿*4

RedditやDiscord、Facebook、Instagramなど、様々なSNSでLabubu(ラブブ)ファンが交流。情報交換、トレード、コレクション、写真共有など、ファン同士の繋がりが活発で、新たなファンを作り、既存のファンの仲間意識を高めます。

 

上記画像は実際のredditにおけるラブブの投稿で、1つのトピックで348ものコメントが寄せられ、コミュニティの盛り上がりが分かります。

ブランドとファン一体感

Labubu(ラブブ)を販売するPOP MARTは、ファンコミュニティの声を積極的に取り入れたり、ファン参加型のイベントを開催。ファンは単なる消費者ではなく、ブランドとの一体感を感じ、ラブブへの愛着が強くなります。

5. 巧妙なマーケティング戦略

Labubu(ラブブ)のマーケティング戦略や供給体制も、ラブブ成功の大きなポイントです。

戦略的な販売チャネル

オンラインストアだけでなく、ポップアップストアやイベントで、Labubu(ラブブ)の物理的な販売・体験の場を提供。特にアメリカでは、アートトイやコレクターズアイテムを扱う専門店の存在も大きいと考えられます。

限定性と戦略的な供給不足

意図的にLabubu(ラブブ)の供給量をコントロールし、需要を上回る供給をしません。そのため、「欲しいけど手に入らない」という状態や心理を作り出し、購買意欲と希少価値を高めています。

 

また、特定イベントや季節限定のみの販売や同じデザインを基本的に再生産しないなども、ラブブの希少価値を高めます。

 

さらに、限定版ラブブや限定店舗でのみ販売される特別エディションは、消費者の「今買わないと手に入らないかもしれない」という心理を強く刺激。経験を重視するZ世代にとって、限定品の入手は、「特別な体験」であり、他人とは違う「個性の表現」でもあります。

Labubu(ラブブ)の流行から見る日本企業様へのヒント

アメリカでのLabubu(ラブブ)人気を通して、現代のアメリカ市場における消費者行動には、Z世代やミレニアル世代の価値観が反映されています。アメリカ市場進出を検討する日本企業様にとってこれらの消費者行動の理解は、米国市場参入成功に欠かせない重要なポイントです。

1. 「体験」と「希少性」をデザインする製品・サービス戦略

製品やサービスの機能的価値に加え、購入から利用までのプロセスで顧客にLabubu(ラブブ)のようなブラックボックスなどのサプライズや特別な喜びの提供がおすすめ。限定品、ユニークな入手方法、パーソナライズされた体験を提供し、製品が持つストーリーを伝えれば、顧客の感情に訴えかけるブランドを構築できます。

2. ソーシャルメディアを起点とした「共感」と「拡散」戦略

特にTikTokやInstagramといったSNSでユーザーが自らシェアしたくなるような製品・体験の提供が重要。SNS映えするデザインやコンセプトで、ハッシュタグキャンペーンなどを通じてUGC(ユーザー生成コンテンツ)を促進すれば、オーガニックな拡散と信頼性の高い口コミ効果を期待できます。

3. コミュニティ形成を支援するブランド活動

顧客を単なる購入者ではなく、ブランドの熱心な「ファン」と考え、長期的な関係性の構築を目指すのがおすすめ。ファン同士が交流できるオンラインコミュニティを作ったり、顧客の意見を製品開発やサービス改善に積極的に取り入れれば、ブランドへの強いロイヤルティを育めます

4. データドリブンな市場理解とローカライゼーションの徹底

広大なアメリカ市場全体を一括りにせず、データに基づいた精密な市場分析で貴社の製品・サービスが響くニッチなターゲット層への訴求が効果的。言語の翻訳だけでなく、米国現地の文化や習慣、法律に合わせたデジタルマーケティングを行う「ローカライゼーション」が不可欠で、これはアメリカ現地に精通した広告代理店との連携が有効です。

5. デジタルマーケティングのプロフェッショナルとの協業

アメリカ進出成功にはWeb広告やSNS運用、SEO対策、Web制作、データ分析などの専門知識と迅速な実行力が必要。自社で全てを賄うのではなく、アメリカ市場に精通し、日本企業のアメリカ進出を支援してきた実績を持つデジタルマーケティングの専門家や広告代理店と連携することで、効率的かつ効果的な米国市場参入を目指せます。

CREAWが貴社をアメリカで成功に導く理由

CREAWは、単なる広告代理店ではありません。

  • 100社以上の日系企業様のアメリカ進出をWeb広告やSNS広告をはじめとするデジタルマーケティングで支援した実績を基にした、他にはない深い知見と成功ノウハウ

 

  • アメリカ市場の変化に素早く対応し、ROIを最大化する高度なデータ分析力

 

  • アメリカの多様な文化を理解し、現地の消費者に響く徹底したローカライズ戦略

 

  • 大手に引けを取らない質と、日系企業様が始めやすいリーズナブルな価格設定

これらを強みに、貴社のビジネスがアメリカ市場で確実に成長するための最適なパートナーとして、デジタルマーケティングで貴社を全力でサポートします。

 

アメリカ進出は簡単ではありませんが、適切なデジタルマーケティング戦略と信頼できる広告代理店がいれば、成功のチャンスを掴むことができます。

初回コンサルティングとお見積りは無料です。

お気軽にお問合せ下さい。

CREAWでは無料相談無料見積作成を行っています!

【出典】

*1:https://www.popmart.com/us/products/1505/Happy-Halloween-Party-Series-Sitting-Pumpkin-Vinyl-Plush-Pendant

*2:https://www.popmart.com/us/products/2173/MEGA-LABUBU-400%25-TONY-TONY-CHOPPER

*3:https://www.popmart.com/us/activities/2E33604B

*4:https://www.reddit.com/r/labubu/comments/1m923sg/is_my_labubu_rare/?chainedPosts=t3_1mgq2am

SEO Partner ルーカス 真弥(Maya Lucas)

Writer

Maya Lucas

日本でSNSマーケティング、LP作成に従事。2021年にアメリカ移住し、ロサンゼルスの会社でSEO対策、コンテンツマーケティングを行う。2023年に代表の野口と出会い、CREAWのホームページのSEO対策やメルマガなどを担当。元ITコンサルタント兼システムエンジニアでIT・WEB業界で15年以上の経験を持つ。

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