安さを売りにするとアメリカ市場で苦戦する理由成功する価格戦略とは CREAW Inc.はロサンゼルスに本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場参入・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティングでサポートする […]
日本企業が知っておくべき
アメリカのドライブスルー文化とは?
CREAW Inc.はロサンゼルスが本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場への進出・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティングでサポートする日系の広告代理店です。
アメリカの消費者行動や生活スタイルの理解は、アメリカ進出を目指す日本企業様にとって、非常に重要なポイント。その中でも「ドライブスルー文化」は、単なる利便性だけでなく、アメリカ社会の価値観や経済活動にも深く関係する購買スタイルです。
アメリカのドライブスルー市場は、コロナ禍以降さらなる成長を遂げ、その規模は日本のドライブスルー市場以上の規模です。
この記事では、アメリカのドライブスルー文化の歴史、社会背景、業種別の導入事例に加え、日本企業様の活用方法を詳しく解説します。
アメリカにおけるドライブスルーの市場規模【2025年最新】
日本と同様、アメリカでも多くのファストフード店でドライブスルーが設置されています。
Circanaのデータによると、アメリカではファストフード注文の約43%がドライブスルー経由で行われており、年間売上は約1,400億ドル(約21兆円)と言われています。*1
メキシコ料理のファストフード店・Chipotle(チポトレ)では、ドライブスルーのある店舗の方が、ドライブスルーのない店舗よりも売り上げが10~15%高いそうです。*1
また、アメリカのマクドナルドの「CosMc’s」は、ドライブスルーに特化した小型店舗。コーヒーやフラッペなどの飲料と軽食を中心に提供する飲料特化型の実験店舗です(2025年6月中に運営終了予定)。このように大手ファストフードチェーン店も実証実験をするほど、ドライブスルー市場の成長が期待されています。
アメリカのドライブスルー文化の歴史
アメリカのドライブスルー文化は1930年代に始まり、オクラホマ州の「Red’s Giant Hamburg」やカリフォルニア州の「In-N-Out Burger」などが先駆けでした。特に西海岸では、温暖な気候と車社会の発展がこの文化の普及を後押ししました。
現在では、ドライブスルーはファストフードだけでなく、幅広い業種に広がっています。
- 薬局(CVS、Walgreensなど)
- 銀行(Chase、Bank of Americaなど)
- 郵便局(USPS)・投票所
- COVID-19検査・ワクチン接種所
- 図書館
アメリカ進出を目指す日本企業様は、ドライブスルーできる店舗の多さや、多くの業界でドライブスルーが活用されていることに驚かれるかもしれません。それほど、ドライブスルーはアメリカ人の生活に浸透しています。
アメリカ人にドライブスルーが好まれる理由
アメリカでドライブスルーが発展したのは、単に便利だからという理由だけではなく、以下のような価値観や生活様式が影響しています。
1. 車中心の生活
アメリカでドライブスルーが発展する背景には、車中心の生活があります。ニューヨークなどの大都市では地下鉄がある一方、大都市以外では車が生活必需品。
また、車で旅行を楽しむアメリカ人も多く、何時間もかけ、州を跨いでの移動も当たり前です。そのため、車に乗りながら商品を受け取れ、すぐに出発できるドライブスルーはアメリカ人の生活になくてはならないものです。
2. 効率性と利便性
多忙なアメリカ人は、効率性と利便性を求めます。短時間で用事や買い物を済ませることは重要で、列に並ぶ必要のないドライブスルーはアメリカ人に好まれます。
ランチタイムなどの混雑時は、ファストフード店のドライブスルーの列が長くなり、少しでもお客様が短時間で商品を受け取れるように、店員が外に出て、車に乗っているお客様からオーダーを取る場合もあります。
また、車から降りずに商品を受け取れるドライブスルーは、車から降りるのが困難な高齢者や小さい子供連れの家族にも支持されています。アメリカでは誘拐が多く、ドライブスルーなら車内で子供を安全に待たせておけます。
さらに、銀行のような個人情報を扱うサービスでは、他の顧客を気にせず、車中のプライベート空間でサービスを受けられる点も評価されています。
3. パンデミックによる需要拡大
COVID-19の影響で、ドライブスルーをはじめとした非接触型のサービス需要が拡大。特にドライブスルーは対面接客と比較して、安全に医療や食品を受け取とれると再評価されました。
また、風邪やインフルエンザにかかった患者が、他人に感染させるリスクを避けながら薬を受け取れる点もドライブスルーのメリットです。
アメリカのドライブスルーの紹介
アメリカでは日本にもあるようなファストフード店のドライブスルーから、日本では考えられないようなドライブスルーまで多種多様な業界・業種でドライブスルーが採用されいます。以下でその一部を紹介します。
- スーパー: アメリカの大手スーパーWalmartやTargetなどでは、顧客がオンラインで欲しい商品を注文し、指定した時間に受け取り専用の駐車場に車を停め、駐車番号を登録すれば、定員が車まで注文商品を運んできてくれます。車への搬入もしてくれるため、顧客は車から一歩も降りる必要がありません。
- 銀行:銀行のドライブスルーでは、現金の入出金、小切手の預け入れ、請求書の支払い、ローン返済などのサービスを車から受けることができます。全米の多くの銀行支店でドライブスルーがあり、特に地方都市では、ドライブスルー専用の銀行支店も珍しくありません。
- 薬局:CVSやWalgreensなど大手薬局チェーンでは処方箋のドライブスルー受け取りが可能。当初は処方箋の受け取りが主でしたが、現在では予防接種、健康相談、簡単な検査まで、幅広いヘルスケアサービスが提供されています。
- 図書館サービス:多くの公立図書館では、「カーブサイド・ピックアップ」と呼ばれるドライブスルー型のサービスを提供。事前にオンラインで予約した本やDVDを、車にいながら受け取れる上、返却もドライブスルーでできます。
- 結婚・離婚手続き:ラスベガスなど一部の州では、ドライブスルーで結婚手続きが可能。「ドライブスルー・ウェディング」として観光客にも人気で、車から降りることなく結婚手続きができます。また、ドライブスルーで離婚手続きが可能な地域もあります。
アメリカのドライブスルーのさらなる進化
ドライブスルーが定着しているアメリカでは、さらなる進化を遂げています。以下で事例を紹介します。
- アプリ連動注文:上記で紹介したスーパーの事例と同じですが、マクドナルドやStarbucksでは、モバイルアプリで事前に注文・決済を完了し、顧客はドライブスルーに到着したら名前や番号を伝えるだけで商品を受け取れます。アプリ連動注文は顧客だけでなく、店側にもメリットがあり、店舗の回転率向上やオーダーミス削減、顧客データ取得によるマーケティング最適化に繋がります。
- カメラ・AIによる顔認識とオーダーヒストリーの連携:カメラで車のナンバーや顔を認識し、過去の注文履歴を呼び出して「いつものオーダー」を提案する機能。アメリカのケンタッキー・フライド・チキンの一部店舗で導入され、マクドナルドでも実証事件が進んでいます。注文スピードの向上やリピート促進がメリットとして挙げられます。
- デジタルサイネージによるパーソナライズ表示:店頭の電子ディスプレイが、時間帯・天気・在庫・顧客属性などに応じて表示内容を最適化。注文単価アップやクロスセル・アップセルの最適化が可能です。
関連記事「【2025年最新】日米物価比較」も、ぜひご覧ください!
まとめ
以上、アメリカのドライブスルー文化について紹介しました。
日本企業様がいきなりドライブスルーで商品を販売するのは想像しがたいかもしれませんが、アメリカのドライブスルー文化を通じて言えることは、忙しいアメリカ人にとって、簡単に短時間で商品が手に入るかという点は、どの業界・業種でも重要視されることです。
例えば、米国現地でレストランを出店する場合は、オンラインオーダーができるようにするなどの対策がおすすめです。オンラインオーダーをするお客様は、普段からスマホを利用している頻度が高いと考えられることから、併せてWeb広告やSNS広告などのデジタルマーケティングの立案・実行も必要です。
CREAWではアメリカ進出・販路拡大を目指す企業様向けにデジタルマーケティング支援を行っています。
広告代理店として、これまで100社以上の企業様のアメリカ進出をサポートしてきました。
初回コンサルティングとお見積りは無料です。
お気軽にお問合せ下さい。
【出典】
*1:https://thehustle.co/news/buckle-up-the-fast-food-industry-is-going-all-in-on-drive-thrus
Writer
Maya Lucas
日本でSNSマーケティング、LP作成に従事。2021年にアメリカ移住し、ロサンゼルスの会社でSEO対策、コンテンツマーケティングを行う。2023年に代表の野口と出会い、CREAWのホームページのSEO対策やメルマガなどを担当。元ITコンサルタント兼システムエンジニアでIT・WEB業界で15年以上の経験を持つ。
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