安さを売りにするとアメリカ市場で苦戦する理由成功する価格戦略とは CREAW Inc.はロサンゼルスに本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場参入・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティングでサポートする […]
アメリカの祝祭日と
マーケティング活用入門編
CREAW Inc.はロサンゼルスに本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場への進出・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティングでサポートする日系の広告代理店です。
いつもご閲覧頂き、ありがとうございます。
CREAWの野口です。
今回はアメリカの祝祭日とマーケティングへの活用方法を紹介します。
これからアメリカ進出を考える企業様だけでなく、既に現地で事業を展開している企業様にとっても、改めてアメリカの祝祭日に勝機を見出す機会となればと思います。
海外で事業を展開する場合、現地の祝祭日の理解は重要。祝祭日の消費者行動を把握し、適切なマーケティング戦略を構築できれば、集客向上や売上の最大化も可能です。
実際には祝祭日ごとのマーケティング施策の立案が必要ですが、今回は入門編として、代表的な10の祝祭日をまとめて紹介します。
日本との違いを踏まえながら、主要なアメリカの祝祭日を理解し、マーケティング活用方法を検討頂く際の参考になればと思います。
アメリカの主要な祝日と
おすすめのデジタルマーケティング戦略
以下でアメリカの主要な祝日と、これまで100社以上の企業様のアメリカ市場参入をサポートしてきた弊社がおすすめするデジタルマーケティング戦略を紹介します。
1. ニューイヤーズデー(New Year’s Day) - 1月1日
最初に紹介するのは、年明け最初の祝日であるニューイヤーズデーです。新年を祝福すべく多くの人が家族や友人とともに祝います。
前日の大晦日はニューイヤーズイブ(New Year’s Eve)と呼ばれ、カウントダウンイベントが各地で開催されます。有名なイベントの一つであり、ニューヨークのタイムズスクエアで行われる「ボールドロップ」は、巨大なボールを旗ざおから落とすイベントで、少なくとも10億人が視聴し、100万人が参加すると言われています。
ニューイヤーズデーは公式な祝日で、多くの企業や店舗が休業します。
日本との違い
アメリカと同様に日本でも年末年始は重要な祝日です。日本では三が日を中心にお正月を長期間祝い、初詣やおせち料理、年賀状などの伝統的な風習があります。
一方、アメリカでは大晦日から元旦を盛大に祝うものの、2日からは通常の生活に戻るのが一般的。ちなみに日本のようなお年玉文化はアメリカにありません。
マーケティング活用
アメリカでは、新年の抱負(New Year’s Resolutions)を立てる人が多く、フィットネス用品、ヘルスケア商品、自己啓発関連サービス(ジムやオンラインコースなどの入会)のプロモーションが効果的です。
また、年末商戦で売れ残った在庫を圧倒的なディスカウントで販売する大規模セール「After Christmas Sales」も行われ、セールに便乗して在庫処分を目的としたディスカウント戦略も有効です。
2. スーパーボウルサンデー(Super Bowl Sunday) - 2月第1日曜日
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカで人気を誇るスポーツイベントがスーパーボウルサンデー。アメリカンフットボールの頂点を決める試合「スーパーボウル」は、毎年2月の第1日曜日に行われます。
家族や友人が集まり、パーティーを開くことが一般的で、単なるスポーツイベントを超えて、国民的な祭りです。事実上アメリカの祝日となっており、後述する感謝祭に次いで2番目に年間で食糧が多く消費されることでも知られています。
日本との違い
日本には、アメリカのスーパーボウルのような一大スポーツイベントは現状存在しないかと思います。もちろん、プロ野球の日本シリーズやサッカーの日本代表戦は盛り上がると思いますが、スーパーボウルのように全米規模でパーティーが開催されるようなことは少なく、その規模感は現地に足を運んだ方でないと想像が難しいかと思います。
また、スーパーボウルの合間に行われるハーフタイムショーには有名歌手が登場したり、有名企業がCMを提供したりと、毎回大きな話題を呼んでいます。
マーケティング活用
スーパーボウルの視聴者数は過去5年間の平均が1.12億人となり、3人に1人のアメリカ人が試合を観ている計算です。
これほど多くの視聴者に観られるテレビ番組は他にはなく、企業様にとって絶好の広告の機会となります。特にユニークでインパクトのあるCMが注目され、ブランド認知度向上に繋がります。
日本企業様がアメリカ市場での知名度を高めるべく、スーパーボウル前後のマーケティングキャンペーン展開は有効です。特にパーティー関連商品やスナック、ドリンクなど、イベントに合う商品のPRが効果的です。
3. バレンタインデー(Valentine’s Day) - 2月14日
日本でもお馴染みのバレンタインデーは、アメリカでも2月14日に愛を祝う日として広く認識されてます。恋人や配偶者へのギフトが一般的で、花束やチョコレート、ジュエリーなどが贈られます。
また、友人や家族にも感謝の気持ちを伝えるために、カードや小さなプレゼントを贈ることもあります。
日本との違い
日本のバレンタインデーは、女性が男性にチョコレートを贈るのが主流の一方、アメリカでは男性が女性にギフトを贈るのが主流です。日本にある「義理チョコ」や「ホワイトデー」の文化はアメリカにありません。
マーケティング活用
バレンタインデーは、愛情をテーマにした商品のプロモーションに最適な時期。日本企業様がアメリカ市場でバレンタインデーに向けたキャンペーンを実施する場合、バレンタイン関連商品やサービスのPRが効果的です。
特に女性が喜びそうなチョコレートや花、ジュエリー、ロマンチックなディナーの予約などは反響を得やすいと想定され、SNSでバレンタイン限定のギフトセットのプロモーションが有効と考えられます。
4. イースター(Easter) - 3月~4月(変動制)
イースターはキリスト教の最も重要な祭日で、イエス・キリストの復活を祝う日。キリスト教徒の多いアメリカでは、日本よりも盛大に祝われています。
日付は毎年異なり、春の最初の満月後の最初の日曜日です。教会での礼拝のほか、家族と集まったり、子供はイースターエッグハント(卵探しゲーム)を楽みます。
日本との違い
日本では、まだイースターは一般的ではないと考えられますが、近年イースター関連のイベントが商業施設でも行われ、特に若者の間で注目されています。
アメリカでは宗教的な意味合いが強い一方、日本ではイースターエッグハント(卵探しゲーム)を楽しむ目的で、主にエンタメや商業的なイベントとして認識される傾向にあります。
マーケティング活用
イースターは春の到来を祝うシーズンとして、特にギフト商品やお菓子、装飾品などの販促活動が活発になります。特にイースターエッグやイースターに関連したお菓子(チョコレート、キャンディ)などが人気。
日本企業様がアメリカ市場でイースター商戦に参入する際は、カラフルで楽しいイースター関連の商品のキャンペーンが効果的と考えられます。特に子連れの家族向けに商品やイベント、オンラインショップでの特別オファーの実施は注目を集めやすいです。
5. メモリアルデー(Memorial Day) - 5月最終月曜日
毎年5月の最終月曜日と定められているメモリアルデーは、アメリカ合衆国において、戦争で命を落とした兵士達を追悼する日です。アメリカ全土で戦没者のための追悼セレモニーが行われます。
また、家族や友人と過ごす連休としても知られ、バーベキューやピクニック、パレードが一般的な過ごし方です。
日本との違い
日本では戦没者を追悼する日として「戦没者慰霊の日」(8月15日)がありますが、アメリカのメモリアルデーのように国民的な祝日ではありません。
メモリアルデーは国民全体の意識を高める重要な日であり、戦争に対する感謝や尊敬の気持ちが表現されます。
マーケティング活用
メモリアルデーは夏の到来を告げるイベントとしても認知され、アウトドア関連の商品や家具、バーベキュー用品、衣料品などのプロモーションに最適な時期です。
多くの企業様は「メモリアルデーセール」を実施し、大規模なセールを行います。日本企業様がアメリカ市場でメモリアルデーに合わせてマーケティングを行う際は、アメリカの戦争歴史に敬意を払ったキャンペーンを通じて、ブランドの信頼感や社会的責任を伝えることも重要なポイントです。
6. 独立記念日(Independence Day) - 7月4日
独立記念日(インディペンデンスデイ)は、アメリカのイギリスからの独立を祝う国民的な祝日。毎年7月4日に祝われ、特に全米各地で行われる花火大会が象徴的です。
家族や友人と集まってバーベキューやピクニックを楽しむのが一般的で、多くの場所でパレードが開催され、アメリカの歴史と自由を称賛する日として認識されています。
日本との違い
日本では2月11日が建国記念日ですが、現状アメリカの独立記念日ほどの国民的祝祭日とはなっていないかと思います。また、アメリカの独立記念日のように自由や国の誇りを祝うイベントは日本には少ないような印象です。
マーケティング活用
独立記念日はセールや特別オファーが多く、アメリカの消費者にとって購買意欲が高まる時期。特に、バーベキュー用品、アウトドア用品、アメリカンフラッグ、衣料品などの販売が活発になります。日本では想像が難しいですが、アメリカンフラッグを掲げている家も多いです。
日本企業様が独立記念日向けにマーケティングを行う際は、アメリカ文化に基づいた商品やサービスを提供し、「自由」や「アメリカらしさ」をテーマにしたキャンペーンが有効です。
7. ハロウィン(Halloween) - 10月31日
今では日本でも国民的なイベントとなったハロウィンですが、毎年10月31日に祝われる伝統的なイベントで、元々は古代ケルトの祭りに由来しています。
アメリカでは、子ども達を中心に仮装をして近所の家を訪れ、キャンディやお菓子をもらう「トリック・オア・トリート」が一般的な習慣です。
日本との違い
日本でも近年ハロウィンのイベントは広まりつつありますが、主に都市部を中心としたハロウィン当日の仮装イベントかと思います。
アメリカでは、ハロウィン当日の仮装パレードはもちろん、10月初旬から全米各地でハロウィンパーティーやテーマパークでのハロウィンイベントも開催され、一般の家や街中もカボチャやお化けの装飾で、クリスマスのイルミネーションのように彩られます。
マーケティング活用
ハロウィンは仮装や飾り付け、キャンディ、お菓子などの商品の販促に最適な時期。アメリカでは、9月~10月の約2ヶ月程度だけ期間限定ポップアップを展開する衣料品店やパーティーグッズ店などが注目を集めています。
日本企業様がハロウィンに合わせてマーケティングを行う場合、日本のアニメやキャラクターの仮装衣装やハロウィン限定商品の提供が効果的です。また、ハロウィンを通じて、楽しさやユニークさを強調してブランドの認知度向上も図れます。
8. 感謝祭(Thanksgiving) - 11月第4木曜日
感謝祭(サンクスギビング)は、アメリカの伝統的な祝日で、収穫を祝うとともに、家族や友人に感謝の気持ちを伝える日です。毎年11月の第4木曜日に家族や親しい人々が集まり、一緒に食事を楽しみ、感謝の意を表します。
食事の主役となる七面鳥(ターキー)は、当時食料不足に苦しんでいた移民にアメリカ先住民が与えたのが七面鳥だった歴史からきていると言われています。
また、この日はアメリカの多くの企業様が休業するため、家族との時間を大切にする日となっています。
日本との違い
日本では感謝祭のような収穫感謝の祝日は一般的ではなく、特に家族を一堂に集めて祝う習慣は見当たりません。日本には「勤労感謝の日」という祝日があるものの、その目的は感謝祭とは異なり、労働の尊さを讃える日です。
アメリカでは感謝祭がホリデーシーズン前の重要な節目として認識され、一般的に感謝祭から元旦までの期間がホリデーシーズンと呼ばれています。日本よりも年始の休みが少ないアメリカですが、人によっては11月第4木曜日の感謝祭から長期休みを取得する人も多いです。
マーケティング活用
感謝祭は、アメリカで重要な家族イベントの1つで、ターキーや食事関連商品、家庭用品、そして感謝祭向けのギフトやデコレーションアイテムなどのプロモーションに最適な時期です。
また、感謝祭の翌日には、後述する「ブラックフライデー」が控えており、この日から年末商戦が始まるため、感謝祭のプロモーションと合わせた大規模な割引やセールが行われます。
日本企業様が感謝祭に合わせたキャンペーンを展開する際には、家族向けの商品や特別な食事セットの提案が有効。また、感謝の気持ちを表すギフトやホームデコレーションのプロモーションも効果的です。
9. ブラックフライデー(Black Friday) - 11月第4金曜日
日本でも近年セールイベントが活発となってきているブラックフライデーですが、アメリカでは、感謝祭(Thanksgiving)の翌日に開催される年間最大のショッピングイベントです。この日は年末商戦のスタートとして、数多くの店舗で大規模なセールが行われます。
以前は量販店やアウトレットなどを中心に深夜や早朝から店舗に並び、目玉商品や割引を求めて買い物をする光景が一般的でしたが、コロナ禍をきっかけに近年では、長期間のオンラインセールが増えています。
日本との違い
日本でも近年、ブラックフライデーに合わせたセールも見受けられますが、日本では通常、年末にかけての「年末セール」や「初売り」が年間で最も注目される傾向にあるかと思います。
一方、アメリカでは、年末年始のセールよりもブラックフライデーセールが圧倒的な認知度を誇ります。また、ブラックフライデー後の週明け月曜日はサイバーマンデーと呼ばれ、オンライン上で大規模なセールが行われ、ホリデーシーズンにおける大きな消費イベントとして位置づけられています。
マーケティング活用
ブラックフライデーは、消費者が大きな割引を期待しているため、アメリカ市場における一大商戦となっています。特に近年の傾向から、家電、衣料品、雑貨、化粧品、家庭用品などの需要が高いと考えられます。
日本企業様がブラックフライデーに合わせてプロモーションを行う際には、年間最大を謳うディスカウントキャンペーンの実施が効果的です。
また、SNSやメールマガジンを通じて早期にプロモーションスケジュールを告知すれば、消費者の関心を引き、セール前から購入意欲を高めることが可能。注意すべきポイントとしては、ホリデーシーズンは各社広告投下を積極的に実施し、広告単価は高騰傾向で、状況に応じてセール開催やプロモーションを見送る判断も重要かと思います。
10. クリスマス(Christmas) - 12月25日
一年の最後を飾る祝日がクリスマス。キリスト教の宗教的な祝日であり、イエス・キリストの誕生を祝う日です。
アメリカでは家族や友人と集まり、プレゼント交換をしたり、特別な食事を楽しんだりします。また、街中や家々が美しいイルミネーションで飾られ、サンタクロースの存在が広く親しまれています。
クリスマスイブ(12月24日)も盛大に祝われる、12月の中旬から年末にかけて商業的にも活発な時期です。
日本との違い
日本では、クリスマスは宗教的な背景よりも商業的・文化的なイベントとして広まっている印象です。クリスマスの時期には、フライドチキンやクリスマスケーキを食べる事が主流かと思います。
アメリカでは、家族で一緒に過ごすことが重要で、プレゼント交換や家族の集まりが中心です。
日本では、クリスマスは恋人や友人とのイベントとされることが多く、アメリカのような家族中心の祝日とは少しイメージが異なるかと思います。
マーケティング活用
クリスマスは、年末商戦の最大のピークで、消費者の購買意欲が高まる時期です。特に、クリスマスにプレゼント交換するためのギフト雑貨、衣料品、家電、食品、デコレーション用品などが売れ行きの良い商品です。
日本企業様がクリスマス商戦に参入する際は、クリスマス限定パッケージのギフト商品が効果的です。クリスマスシーズンはオンラインショッピングも活発となり、クリスマスデザインを取り入れたECサイトやSNSキャンペーンを打ち出せば、消費者の関心を引くことができます。
また、クリスマスにちなんだブランドのストーリー発信も、企業様と顧客の感情的なつながりを深めるために有効と考えられます。
関連記事「【2025年最新】アメリカのおすすめ法人クレジットカード3選」も、ぜひご覧ください。
まとめ
アメリカの祝祭日とマーケティングへの活用方法について解説しました。
祝祭日やイベントを活用したデジタルマーケティング戦略は、アメリカ市場でのブランド認知度を高め、消費者の関心を引く大きなチャンスです。
効果的なプロモーション展開がアメリカ進出成功の鍵となりますので、日本企業様はアメリカ文化やニーズに合う商品やサービスを提供し、最適なデジタルマーケティング戦略の立案・実行がおすすめです。
なお、弊社ではクリスマスシーズンに、日本の印鑑をクリスマスギフトとしてFacebookとInstagramの広告運用をした結果、オンライン売上が前年比727%を達成した事例もあります。
弊社では過去事例を踏まえて、祝祭日における最適なデジタルマーケティング施策の提案が可能ですので、詳細が気になる方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、特にブログで解説してほしいテーマのリクエストもお待ちしています。
今後もアメリカ市場に関する最新情報や事例をお届け致しますので、ぜひご期待頂けますと幸いです。
毎度ご購読頂きありがとうございます。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
CREAW Inc
野口 元気
Writer
Genki Noguchi
CREAW代表。大学卒業後にヤフー株式会社でインターネット広告の企画営業に従事。在職中にYahoo! JapanとGoogle双方の運用型広告上級者資格を取得。同社を退職後に渡米。 ロサンゼルスでカリフォルニア法人CREAW Incを創業後、事業拡大に伴い、オレゴン州ポートランド、テキサス州ダラスに拠点を開設。アメリカ市場向けのデジタルマーケティング事業を展開し、過去に支援した累計企業数は100社以上にのぼる。
関連記事
【アメリカの2026年展望】越境ECから米国拠点設立へ変化を捉えた企業が勝つ時代 CREAW Inc.はロサンゼルスに本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場参入・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティン […]
【2025年12月最新】日米物価比較~アメリカの物価は高い? CREAW Inc.はロサンゼルスが本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場への進出・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティングでサポートする […]
アメリカ進出を成功させる年間レビューの3つの視点|2026年版 CREAW Inc.はロサンゼルスに本社、ポートランド、ダラスにも拠点を置く、アメリカ市場参入・アメリカでの販路拡大をデジタルマーケティングでサポートする日 […]
